Columns

ホームページ限定公開のコラム集

過去の連載やここだけで公開中の自主連載コラムなどを気が向いたときに更新しています


卑弥呼の

新幹線ものがたり

卑弥呼ことはらだまほプレゼンツ、7年間の新幹線通学の中での出来事や綴った、ホームページ限定コンテンツ。

新幹線コラム

新幹線コラムの一覧。ケータイ小説 - 新幹線ものがたり2 - わたしのネット上の執筆活動は高校時代から歴史があり、当時は日に1時間半乗っている新幹線の中でせっせと携帯小説を書いていた。中学生が主人公のミステリーや、高校生の初恋物語。主人公を小学生時代から描く大河ものまで書こうとした。その頃書いた小説は、今読み返すと筋も通ってなければ話も幼稚で、それを書いていたという事実に顔から蒸気が噴き出る思いだが、あの頃は妄想の世界が唯一の逃避先だった。想像してみてほしい。田舎で徒歩圏内の中学校に通ってのびのびと育った少女が突然、しわくちゃのスーツ姿のおじさんとおじさんの間に挟まれて新幹線に乗るようになる。隣との距離、およそ30cm。パーソナルスペースも何もない。現実逃避もしたくなるってものだ。現実から逃避するには妄想に限る。わたしは小説を書くだけでなく読む方も熱心で、夢中になれる作品を探しては通学時間に一気読みした。そうすれば例え右も左も前も後ろもおじさんでも、わたしの脳内は背の高い爽やかなイケメンが支配してくれる。携帯小説は恐らくわたしが小学生の頃ブームが始まり、中学生の頃には、三浦春馬の認知度を高めた映画『恋仲』や、溝端淳平による『赤い糸』といった映像化により全盛期を迎えた。わたしはもともと紙の本が好きで、携帯小説の存在を初めは否定的に見ていた。しかし中学2年生の時に、友人が書いた、わたしたちのクラスをモデルにした小説を読んで印象が変わる。新聞記事で伝えられていたほど安っぽい感じはしない。むしろ、知らない人にも作品を読んでもらえる環境が心底うらやましい。そう思った。中学卒業直前に初めて携帯を買い、わたしは真っ先に小説サイトのアカウントを作る。あの時のドキドキには、初めて自分でソーシャルアカウントを作ったことへの不安と、これから自分は好きなものを創造できるんだ、という期待が入り混じっていた。いざ高校生活が始まると、時速240kmで流れる車窓を尻目に、ガラケーの小さな画面の上で物語を紡いだ。隣の席が空いている時は気楽に書けたけれど、誰くんが誰ちゃんを好きだと言うようなシーンを書いている時に限って隣には自分の父親くらいの歳のおじさんが座っていたりするので、うっかり画面が見えないように気を遣ったものだった。 そうして通学時間に書いた小説を公開し始めると、ほどなく携帯小説サイト上の友

原田真帆|ヴァイオリン|オフィシャルサイト

リレーコラム「音楽 × 私」より

はらだ担当分計15本のコラム。2013年8月から2014年8月に連載。あえて原文ままで当時の香りを。

「音楽 × 私」コラム

「音楽 × 私」コラムの一覧。リレーコラム第1周『うさギ誕生秘話』 - うさギ誕生秘話いきなり趣味の話、しかも変なうさぎの誕生秘話と言われても、そもそもあなた誰よという感じだし、誕生秘話というのはのちのち語られれば良いことじゃないか ……などなど、様々なつっこみが飛んできそうであるが、あえて書かせていただきたいと思う。「うさギ」はわたしの分身と言っても過言ではない。うさギのルーツを語ることは、わたしを語ることに等しい。わたしは小さい頃から絵を描くのが好きだ。物心つく頃にはすでに「お絵描きが好き」という気持ちがあった。お絵描きは心安らぐ趣味として、ずっとわたしを支えている。ちなみに、ここで言う「絵」とは本格的な油絵やデッサンではなく、あくまでイラストである。そしてわたしの絵は、自分が触れているものや置かれている状況にいつも影響を受けている。No 自由帳 , No school life .幼稚園生の頃は絵本やキンダー社のワンダーブックで育ち、小学1年生になると母から読書の愉しみを教わった。この時代は本の挿し絵のような、あえて言うなら1コママンガのような、お話の1つの場面を切り取って絵を描いていた。題材は、読んだ本やアニメから取られることもあれば、自分の想像の世界からストーリーが出てくることもあった。当時使っていた何冊にも及ぶスケッチブックはまだ保存してある。小学3年生の時に小学生新聞を取り始めて、初めてマンガに触れた。小学生新聞にはニュースや学習のページ、連載小説の他に日替わりで何種類かのマンガ連載があるのだ。愉快なキャラクターたちが枠をまたいで話を展開させていく様子に惹かれ、まもなく自分でも自由帳に描き始めた。最初は大好きなキャラクターであるペンギンのピングーが主人公だったと思う。2作目は登場人物も自分で考えて完全にオリジナルな作品になった。しかしだいたい数か月描くと、話のつじつまが合わなくなり、こんなんじゃだめだ、と連載は突然中止されて、そういえばこの前から温めていた話を描いてみようか、というような感じで新作を描き始めては、また中止になってしまう、というのがパターンだった。今もその自由帳はすぐ手が届くところに置いてあるが、我ながらストーリー展開がひどい。無茶が多い。空想が止まらない中学に入ってからは、小学6年生の時に描き始めたマンガを完成させたい気持ちをずっと持っ

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