Biography
原田 真帆(Violin)
ヴァイオリニスト。栃木県出身。
多様性のあるレパートリーの構築を目指して、日本と英国を拠点に演奏をおこなう。これまでにソリストとしてサザーク大聖堂(ロンドン)や在英日本大使館などでリサイタルを開催したほか、室内楽やオーケストラの分野でも活動している。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部器楽科卒業、同声会賞を受賞。英国王立音楽院修士課程に入学し、在学中エドナ・シーブライト記念奨学金、リーバーヒューム・トラスト・大学院奨学金を得る。修了時にディプロマ・オブ・ロイヤルアカデミー、ドリス・フォークナー賞を受賞。2018年9月より英国王立音楽院博士課程に進学し、ヴァイオリン奏法とジェンダーの関係を研究中。
第12回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-H第1位、併せてモーツァルテウム=スカラシップ、ストリング賞。第10回現代音楽演奏コンクール“競楽X”審査委員特別奨励賞。“競楽”以来、現代音楽にも意欲的に取り組んでおり、新曲初演を多く務めている。
湖水地方国際音楽祭(英)やモーツァルテウム音楽大学(オーストリア)、ヴィルクローズ音楽アカデミー(仏)の夏期講習会に奨学生として参加。またポルトグルアーロ国際音楽祭(伊)にてフェスティバル・スカラシップを受賞。
これまでにヴァイオリンを萩原かおり、佐々木美子、澤和樹、山﨑貴子、ジェラール・プーレ、小林美恵の各氏に師事。現在はジャック・リーベック氏の元で研鑽を積む。
演奏活動の傍ら執筆にも勤しんでいる。アッコルド出版(元・レッスンの友社ストリング編集部)が運営する「Webアッコルド」にて『リレーコラム 音楽×私』の筆者のひとりとしてコラムを1年間連載。またライターとしてこれまでに複数のWebメディアや雑誌で執筆。
現在は「お気に入りがきっと見つかる クラシックコラムライブラリー『COSMUSICA』」にてコラム連載中。